あとさき

若い人の悩みを聞く。

このような場を得て初めて話をする世代。


頼りない経験と知識から行き着く、自分の答え。


ふと、「これは違うのではないか」と感じる。


以前にも同様の事があり、若い人が出した答えは先を見据えた、「次」を見ていた。


これまでにいくつもの選択肢が現れ、その歩んで来た道は、もう引き返すことは出来ない。

結局は自分の道を正負両側面から見て、それに沿う形を振り返っているだけなのだろうか。


若い人の選択肢の先は、自分の知らない様々な可能性を秘めている



そう思うと、言葉に詰まる。


同世代の人同士で切り拓き、共時帯的な経験を経て、彼らが自ら見つけ出すものなのかもしれない。


それを止める事になるのではないか。


自分の立ち位置を疑う。