独り言


いまだに過ぎたことを引き摺っていたり
思い返したり。

もうあれから半年が過ぎ、でも変われなかったり、変わったり。

意外な人と話したり、近しいひとから避けられたり。

スライドするように依存したり、甘えが過ぎたり。

いまだにネジが外れたままなのか、とりとめもないことを喋り散らかしたり。


どこか俯瞰したようにそれを見つめるもう1人の自分。

それを止めるつもりは彼には無いらしい。

感情的であり、同時にアタマの片隅に居る冷めた自分がいつも見ている。昔からそうだった。

どこか演じているような、ある種の後ろめたさをいつも感じている。


自分の無知や無教養を晒し、ふざけたくだらないネタに走ったり、感傷やある種の敵意を撒き散らす。


それで随分と嫌われたようだ。



描く人間として、あまり先入観を持たれたくない、絵だけを見て感じて欲しい、という理由でハイクでは口を閉ざし、そう人にも話してきた。

今はまるで逆のことをしている。


知られたくなかった無様な、愚かな自分を晒すことを積極的に行う、今の自分が理解できるような、できないような。


今この瞬間も、こうして過ぎた時間に翻弄されている。


今の全てが牽連関係にある。


連なり断ち切れない様々な出来事。


足元が揺らぐ、確かに。


上書きされることの無い、新、さらの経験。


確かな不確かさ。


まぼろしの幻を追っているような感覚に陥る。