ちょっと だけ とおくへ


先に書いた「絵を描く方」が上京していた土日。
またある方はネットで知り合った方同士の結婚式に出かけていたり。
と、それぞれの時間を過ごしている様を、僅かな時間差で携帯電話の小さな画面から見つめる。


少ない言葉のやりとりの中から生まれる、思い込みの占める割合が多いのかもしれない少し危うい親近感と好意を抱いている人達。

性別も年齢も様々。

昔ならば、普通に生活していれば知ることも無かった「生活」。

絵を描いていたから知ることができた人達。


距離が遠く離れている、故に気安くなるのか。
少し自分を出し過ぎているのかもしれない。
それとも。


ただ、それは相手にそれを求めていると誤解されることもある。


少し距離を置いて見る、ということが自分には不足しているのかもしれない。


近づくために遠ざかる。


以前、最初に自己紹介欄に書いた言葉。




別にそんなこととは関係無いけれど、唐突に少しだけ遠くに行きたくなる。


1人で出かけるには家族に何らかの負担を負わせる環境が、遠出を制限する。

でも、最近は甘えるようにしている。

結局、それが負担を和らげ、減らすことになるとようやく気づいた。


昼過ぎから車でなんとなく出かけてみる。

何度か訪れたことがある、小さな共同体。